銛の選び方完全ガイド|
初心者が失敗しない5つのポイント

魚突きを始めたいけど、どの銛(もり)を選べばいいかわからない。

そんな方に向けて、このガイドでは銛選びで押さえるべき5つのポイントを、アルミ銛メーカーの視点から本音で解説します。

素材の違い、種類の選び方、見落としがちなゴムや銛先の話まで。この記事を読み終えれば、自分に合った1本が見つかるはずです。

スピワンくん スピワンくん

この記事はアルミ銛ブランド「SpearOne(スピアワン)」が作成しているよ。自社製品に有利な内容を含むけど、できる限り客観的な情報を心がけています!

そもそも銛(もり)とは?
──魚突きに使う道具の基本

銛を探し始める前に、まず「ヤスと銛の違い」「手銛とスピアガンの違い」を押さえておくと、選び方の迷いが減ります。

銛とヤスの違い

魚を突く道具には「ヤス」と「銛(もり)」がありますが、実はこの2つに厳密な定義はありません。一般的には、簡易的なものをヤス、より本格的な構造のものを銛と呼ぶことが多いです。

ヤス

  • シンプルな構造の簡易的な道具
  • 価格は1,000〜3,000円程度
  • 浅瀬の小魚向け
  • 釣具屋でも買える

銛(もり)

  • ゴム動力やシャフトの素材にこだわった本格的な道具
  • 価格は5,000〜35,000円
  • 中型魚〜大物まで対応
  • 威力・射程ともにヤスとは段違い

💡 ポイント

ヤスでも魚突き自体は楽しめますが、狙える魚のサイズや射程距離、耐久性には限界があります。これから魚突きをそれなりに続けていきたいなら、最初からを選んでおくのがおすすめです。

手銛(てもり)とスピアガンの違い

日本の素潜りで主流なのは手銛です。海外ではスピアガン(引き金式)も使われますが、日本では法規制の関係でほぼ手銛が使われています。

この記事では、日本で一般的な手銛の選び方に絞って解説します。

① 素材──アルミ・グラスファイバー(カーボンファイバー)・カーボンの違い

⚠ 銛選びで最も重要なポイントです

素材は銛の「威力」「耐久性」「重さ」すべてに影響します。ここを間違えると後悔するので、しっかり理解してください。

現在、魚突き用の手銛に使われる素材は主に3つです。

アルミ グラスファイバー
カーボンファイバー
カーボン
価格帯 ¥8,000〜¥16,000 ¥8,000〜¥20,000 ¥25,000〜¥65,000
重さ 軽い やや軽い 普通
しなり しならない しなる しならない
折れやすさ 折れない 折れやすい 普通(強い衝撃で割れる)
向いている人 初心者〜中級者 中級者 上級者

アルミ:しならない、折れない、そして軽い

アルミは金属なのでしなりがゼロです。ゴムのエネルギーが100%銛先に伝わるため、同じゴムの強さでも威力が高くなります

また、金属特有の粘り強さがあるため、ファイバー製品のように「ある日突然折れる」ことがありません。岩にぶつけても曲がりこそすれ、折損はしない。

重さも比較的軽く、ファイバー製品より100〜200g軽いものが多く、取り回しが楽です。

スピワンくん スピワンくん

ぼくたちがアルミを選んだ理由はシンプル。「グラスファイバーが折れた」「しなって威力が出ない」という声を聞き続けて、それを根本的に解決できる素材がアルミだったんだ。しならない=威力が逃げない。折れない=長く使える。初心者にこそ、最初から信頼できる素材を使ってほしいと思っているよ。

グラスファイバー・カーボンファイバー:広く普及している素材

グラスファイバーはガラス繊維、カーボンファイバーは炭素繊維を樹脂で固めた素材です。手銛の素材としては最も広く使われています。手に入りやすい一方、しなりによってゴムのエネルギーが吸収され、突き刺す威力がロスしやすいという弱点があります。

ただし、アルミより重さがある分、慣性で威力が出やすいという一面も。取り回しの良さとはトレードオフですが、重さを武器にできるのはファイバー素材ならではの強みです。

耐久面では、繊維素材のため折れやすい点に注意が必要です。

📋 購入者レビューに多い声

「しなって威力が足りない」「半年で折れた」「繊維が剥がれてきた」──これらはファイバー製品特有の問題です。使い込むうちに内部から繊維が剥がれていき、最終的にシャフトが折れることがあります。

折れたグラスファイバー銛の全体
グラスファイバー銛の破断面アップ

実際に折れたファイバー製の銛。繊維が裂けるように破断しているのがわかります。

カーボン:高性能・高価格

カーボンはしならず、かつ一定の重さがあるため、威力の伝達効率が非常に良い素材です。アルミの剛性とカーボンファイバーの重量、それぞれの長所を兼ね備えた形と言えます。

ただし価格は最低でも2〜3万円からと高価で、強い衝撃で割れるリスクもあります。初心者が最初の1本に選ぶにはハードルが高く、扱いに慣れた上級者向けの素材です。

② 種類──チョッキ銛と三又銛、どちらを選ぶ?

手銛の銛先は大きくチョッキ銛三又銛の2種類があります。

チョッキ銛先

チョッキ銛

  • 1本の鋭い銛先で魚を突き刺す
  • 返しがあり、一度刺さるとバラしにくい
  • 中型〜大型魚向き
  • 魚から外すとき少しコツがいる
三又銛先

三又銛

  • 3本の銛先で広い範囲をカバー
  • 命中率が高く、初心者でも当てやすい
  • 根魚や中型魚に最適
  • 大型魚はバラしやすく不向き

💡 迷ったらこう選ぶ

  • 中型魚〜大物狙い → チョッキ銛
  • まずは当てたい、根魚メイン → 三又銛
  • 状況に応じて使い分けたい → 銛先だけ交換できるM8規格の銛を選ぶ(後述)
SpearOneキャラクター

ほかにも「パラライザー」や「羽根」っていうタイプがあるけど、チョッキや三又に比べると使っている人は少ないかな。パラライザーは針が多くて当てやすい反面、曲がりやすくて耐久性がイマイチ。羽根はバラしにくさに定評があるけど、チョッキならゴムのクッションで魚の逃げる力を吸収できるから、バラしにくさでは上だと思ってるよ。羽根を好んで使う人も一定数いるけど、ぼくたちがおすすめするのはチョッキと三又の2つだね。

③ 長さと収納サイズ──持ち運びやすさも重要

銛の全長は一般的に1.5m〜3m程度。長いほど射程が伸びますが、取り回しが難しくなります。

初心者には自分の身長くらいの長さが取り回しやすくおすすめです。

💡 見落としがちなポイント:収納サイズ

収納サイズ(分割時の長さ)は意外と重要です。車のトランクに入るか、電車で気軽に持ち運べるか、自宅のクローゼットに収まるか──すべて収納サイズで決まります。

分割式の銛であれば、分割数に応じてコンパクトに収納できます。リュックに入るサイズまで小さくなるものもあり、購入前に収納サイズを確認しておくと安心です。

④ ゴム(動力)──意外と見落とされる「威力の源」

銛の威力を決めるのはシャフトだけではありません。ゴムの強さが威力の半分を決めます。

多くの銛製品には付属のゴムが同梱されていますが、これはエントリー向け(初心者の安全を考慮した強さ)に設定されていることがほとんどです。

📋 よくある勘違い

「付属のゴムで威力が足りない=銛の性能が悪い」と判断してしまう方がいます。しかし実際には、付属ゴムは最初から交換前提の消耗品です。市販の魚突き用強化ゴムに交換すると、同じ銛でも威力が劇的に変わります。

銛を選ぶ際は、付属ゴムの強さだけで判断せず、シャフトの素材と剛性で本体の性能を評価してください。ゴムは後からいくらでもアップグレードできます。

⑤ 銛先の規格──M8を選べば間違いない

銛先は使い続けると必ず消耗します。先端が丸くなったり、返しが変形したり。銛先は消耗品です。

だからこそ、銛先の交換しやすさは重要な選定基準です。

💡 銛先選びの結論

M8(ネジ径8mm)規格の銛を選んでおけば、銛先の選択肢が最も広くなります。自社製品だけでなく、他メーカーの銛先も使える汎用規格です。

銛先の消耗を見越して、予備の銛先を1本持っておくのもおすすめです。釣行先で銛先がダメになっても、すぐ交換して続行できます。

初心者が最初の1本を選ぶ基準

ここまで5つのポイントを解説してきました。「情報が多くて結局どれがいいかわからない」という方のために、初心者が最初の1本に選ぶべき条件をまとめます。

価格帯による銛の傾向

¥5,000以下

ヤスに近い簡易銛

その場限りで楽しむならアリですが、耐久性はほとんどありません。少し使っただけで銛先が外れたり曲がったりすることも。継続的に魚突きを楽しみたいならおすすめしません。

おすすめ
¥8,000〜¥15,000

初心者に最もバランスが良い価格帯

本格的な素材・長さの銛が手に入る価格帯です。最初の1本として十分な性能があり、上達しても使い続けられるスペックのものが多い。迷ったらこの価格帯から選べば失敗しません。

¥20,000以上

上級者向けハイエンド

カーボン素材の高性能モデルが中心。性能は高いですが、高額かつ破損リスクも大きいため、銛の扱いに慣れてからのステップアップ用です。

初心者におすすめの条件まとめ

初心者が最初の1本に選ぶなら、以下の条件を満たすものがおすすめです。

  • 素材はアルミ──しならない・折れない・軽い
  • 銛先規格はM8──交換の選択肢が広い
  • 収納サイズ70cm以下──持ち運びやすい
  • 価格は¥8,000〜15,000程度──初めてでも手を出しやすい
  • チョッキ銛 or 三又銛が選べる──用途に合わせて選択できる

SpearOneのアルミ銛という選択肢

ここまで読んで「アルミ・M8・コンパクト・1万円以下」という条件が見えてきた方に、ひとつの選択肢を紹介します。

SpearOneとは

SpearOneは、日本で唯一のアルミ銛専門ブランドです。

※ 日本企業としてアルミ銛を公式に製造・販売しているブランドとして(2026年3月時点、当社調べ)

グラスファイバーやカーボンファイバーが主流のこの市場で、「しならない・折れない・軽い」アルミという素材に特化して銛を作っています。

チョッキ銛 三又銛
素材 アルミ アルミ
重量 440g 360g
収納サイズ 70cm 70cm
銛先規格 M8 M8
Amazon価格 ¥9,980 ¥9,980
公式サイト価格 ¥8,480 ¥8,480

正直に伝えるSpearOneの弱点

良いことだけ書いても信用されません。SpearOneには弱点もあります。

SpearOneの弱点と対策

① 付属ゴムはエントリー向け
付属のゴムは初心者の安全を考慮した控えめな強さです。中型魚以上を本気で狙う場合は、市販の魚突き用ゴムへの交換をおすすめします。

② 製品の仕上げにムラがある
手作業で製造している工程もあり、細かな傷がついている部分があります。営業開始からまだ年月が浅く、生産ラインも整備しきれていない状況です。品質改善に向けて引き続き努力しています。

スピワンくん スピワンくん

弱点を隠して売っても、買った人が「話が違う」と感じるだけ。SpearOneはアルミシャフトの性能には自信があるけど、付属パーツはコストとのバランスで妥協している部分もあるよ。ゴムの交換は手間だけど、シャフトの素材だけは後から変えられない──だからこそ、最初のシャフト選びが大事なんだ。

あなたに合うのはどっち?

チョッキ銛セット

チョッキ銛

大物でもバラさない捕獲力。イシダイ、ヒラマサ、スズキなど中型〜大型魚を狙う方に。

チョッキ銛の詳細を見る
三又銛セット

三又銛

初心者でも当てやすい3本の銛先。カサゴ、メバル、アイナメなど根魚を狙う方に。

三又銛の詳細を見る

まとめ──銛選びで後悔しないために

銛選びで最も重要なのは素材です。

シャフトの素材は購入後に変えることができません。ゴムは交換できる。銛先も交換できる。しかしシャフトの素材だけは、最初の選択がすべてです。

ファイバー製品はしなる。カーボンは割れたら終わり。
アルミは、しならない、折れない、そして軽い。

初心者だからこそ、最初から信頼できる素材を選んでください。

SpearOneのアルミ銛を見る

※公式サイト価格 ¥8,480(Amazon価格 ¥9,980)